腱鞘炎・肘痛

腱鞘炎とは?(使いすぎによる炎症)

腱鞘炎(けんしょうえん)は、手首や指の使いすぎによって腱と腱鞘の間に摩擦が生じ、炎症や痛み、腫れを引き起こす疾患です。
スマートフォンの長時間使用やパソコン作業、楽器演奏のほか、妊娠・出産期の女性にも多く見られます。
治療の基本は「安静」と「サポーターによる固定」で、炎症が強い場合にはステロイド注射や手術が選択されることもあります。

腱鞘炎に多い代表的な症状

腱鞘炎の代表的な症状として、以下のようなものがあります。

  • 親指の付け根や手首の親指側に痛みや腫れが出る
    → ドケルバン症候群
  • 指の付け根に痛みがあり、曲げ伸ばしが困難になる
  • 指が曲げ伸ばしの途中で引っかかり、カクンと戻る
    → ばね指 が特徴的です

腱鞘炎を引き起こす主な原因

主な原因としては、手首や指の反復的な使用に加え、女性ホルモンのバランス変化、糖尿病やリウマチなどの基礎疾患が関係している場合もあります。

一般的な対処法と注意点

対処法としては、まず安静が基本となります。
どうしても仕事や作業で手を使う必要がある場合は、サポーターなどを使用して手首を固定することが推奨されます。
症状が改善しない場合には、**腱鞘切開(局所麻酔による短時間手術)**が行われることもあります。

肘痛(テニス肘・ゴルフ肘)について

肘の痛みでは、**テニス肘(上腕骨外側上顆炎)やゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)**が多く見られます。
これらは、名前の通りスポーツなどで同じ動作を繰り返すことで、肘周囲に負担がかかり発症します。
40歳以上に多く、慢性化しやすい傾向があり、スポーツをしていない方でもデスクワークなど手をよく使う仕事の方に多く見られます。

サポーター依存による影響

これらの症状に対して、長期間サポーターを使用し続けると、腕や指の筋肉が硬くなってしまい、炎症が治まった後でも動きにくさが残ったり、再び炎症を繰り返してしまうケースもあります。

当施設のアプローチ

当施設では、手首や肘まわりだけに注目するのではなく、体全体のバランスや動きのつながりに目を向けながらセッションを行っています。

肩・背中・体幹など上肢全体の使い方を意識し、特定の部位に負担が集中しにくい状態を感じられるようサポートしています。

一時的な体験にとどまらず、日常動作や仕事、スポーツの場面でも無理なく体を使いやすい状態を意識できるよう、関わり方を大切にしています。

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